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主要50社、5月の国内旅行4.2%増、訪日も好調持続

  • 2014年7月24日

 観光庁が取りまとめた2014年5月の旅行取扱概況で、国内旅行取扱額は前年比4.2%増の3442億7271万円となった。外国人旅行はビザ緩和で東南アジアからの旅行者が増加しているといい、15.9%増の96億6359万円と好調に推移した。

 募集型企画旅行のみでは、国内は取扱額が5.9%増の755億9970万円と全体の伸び率を上回った一方、人数は1.7%増の274万1365人に留まった。単価は4.1%増の2万7577円。外国人は取扱額が20.8%増の4億2249万円、人数が49.9%増の2万6090人で、単価は19.4%減の1万6193円となった。

 国内旅行の取扱額を企業別で見るとジェイティービー(JTB)グループ15社計が5.5%増の842億8001万円、KNT-CTホールディングスが3.8%増の317億9286万円、楽天が6.9%増の295億7633万円で上位を占めた。

 伸び率の上位は取扱規模の少ない企業が多いが、10億円を超える企業ではエイチ・アイ・エス(HIS)が18.0%増の32億7232万円となったほか、JTB関東が16.1%増の51億7013万円、沖縄ツーリストが15.7%増の24億9345万円、i.JTBが15.2%増の127億7758万円などと増加している。

 一方、外国人旅行で取扱額が最も多かったのはJTB15社で3.1%増の48億2097万円。このうち、JTBグローバルマーケティング&トラベル(JTBGMT)が6.8%増の40億1203万円で大半を占めている。JTB以外では日本旅行が32.3%増の17億4646万円、KNT-CTホールディングスが44.8%増の12億996万円、トップツアーが42.7%増の11億6420万円などとなった。

 なお、海外旅行の取扱額は1.2%増の1710億2073万円で、国内・外国人と合わせた合計は3.4%増の5249億5703万円であった。

▽主要旅行会社取扱概況(Excelファイル)
5月単月


※海外の詳細は別途掲載(下記関連記事)