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エア・カナダ、芸人・はんにゃ金田さん起用、羽田線アピール

  • 2014年4月10日

(左から)AC日本支社長のワイス貴代氏、金田さん エア・カナダ(AC)は4月10日、7月2日に就航を予定する羽田/トロント線のプロモーションを開始した。お笑いコンビ「はんにゃ」の金田(かなだ)哲さんを「エア・カナダマン」として起用し、キャンペーン用の特設ページや交通広告で同路線の認知向上をはかる。

 キャンペーンで使用する画像は、「カナダ、羽田デビュー。」と大きく打ち出し、金田さんが扮するエア・カナダマンとACの機体を配したもの。AC日本支社長のワイス貴代氏によると、今回の広告ではインパクトを重視した。

 他社が3月30日からの夏スケジュール開始に合わせて先行して羽田線の認知向上に取り組んできた中で、「まずは羽田/トロントに注目してもらう」考えだ。今回の広告展開は2週間の予定で、その後6月からはビジネス需要を意識し、米国など以遠への利便性にも焦点を当てたプロモーションに切り替えていく。

 特設サイトでは、羽田/トロント線の利点やトロントでの乗継ガイド、旅行情報などのほか、使用機材であるボーイングB787型機とプロダクトの紹介、おすすめツアー情報などを掲載。往復航空券やデジタルカメラなどを賞品とするプレゼントキャンペーンも実施する。

 なお、首都圏/カナダ間では全日空(NH)も羽田/バンクーバー線を開設しており、競争の激化が予想されるところ。ワイス氏は、「今までと同じ形で行くのは難しくなる」と認めつつ、ACが持つ国内線ネットワークの強みは武器になると強調。NHとのコードシェアを含めて、「全体的には相乗効果こそあれ、マイナスになることはないとは思っている」という。

 羽田線の販売については、東京からの出張ベースではあるものの地方での営業を強化。地方の強化は2014年に特に注力する分野として位置づけており、すでに各地でセミナーも開催している。