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HIS、マイクロソフトと協業、8インチタブレットで女子旅アピール

  • 2014年3月6日

(右から)HISの山岡隆志氏、タレントのSHELLYさん、日本マイクロソフトの香山春明氏 エイチ・アイ・エス(HIS)は3月6日、日本マイクロソフトと「Windows×H.I.S タブレットでわがままな旅を楽しもう!『旅レット8キャンペーン』」を開始した。日本マイクロソフトではWindows8.1搭載の8インチタブレットの認知向上と販売拡大のため、パートナー企業と協業して施策を展開としており、今回のキャンペーンはその第1弾。従来デジタルデバイスにあまり関心がないという女性層を主要ターゲットに据え、女性の興味・関心が高い「旅行」でデバイスの活用方法をアピールしていく。

 同日開催した記者会見で、HIS本社事業開発室室長の山岡隆志氏は「もともとHISは女子旅に強い会社であり、取扱件数のうち女子旅は13%と大きい割合を占めているため、(日本マイクロソフトに)弊社を選んでいただけたのでは」と説明。HISでは今までもKDDIの「auスマートパス」会員向けサービスや、共通ポイントサービス「Ponta」を活用したキャンペーンなどを実施してきた。山岡氏は「こうしたプラットフォームには旅行カテゴリがある。そこで(協力相手として)選ばれる企業になりたい」と意欲を示した。

 また、日本マイクロソフト執行役常務コンシューマー&パートナーグループ担当の香山春明氏は、2013年の家電量販店販売におけるタブレットの動向を解説。7インチから11.6インチのタブレットの動向で、2013年第1四半期はわずか10%のシェアだったが、2013年第4四半期は26%に拡大したとし、「勢いを維持しつつ、2014年末で3分の1くらいのシェアを取りたい」と意気込みを述べた。

会場内にはパートナー企業が自社の8インチタブレットを展示 キャンペーンでは、HISが3月15日からWindowsストアアプリ「集めて旅する Collect Traveler」の提供を開始。アプリでは利用者がウェブサイトや地図などの情報を画面キャプチャでクリップし、旅行に必要な情報をカテゴリごとに保存することで、自分だけのガイドブックを作ることが可能だ。集めた情報はオフラインで閲覧できるため、ネットワーク環境が不安な海外旅行でも利用できるという。

キャンペーンロゴ  山岡氏は女子旅の傾向として、旅行者が準備段階から旅行中まで下調べをしっかりおこない、情報を旅先まで持参して活動的に動いている点を指摘。今までのHISのアプリ開発経験や情報をもとにCollect Travelerを作成したため、自信を持って提供できると語った。アプリを旅行者に活用してもらうことで、HISとしてのブランド価値の向上をはかる考えだ。

 また、Twitterを活用した「ツイートしてわがまま旅行プレゼント」キャンペーンも実施。4月30日までにハッシュタグ「#tabi8」で旅行に関する希望や思いをツイートした人から抽選で1名に300万円分の旅行の権利を、16名に最新Windows8.1搭載の8インチタブレットを贈呈する。さらに、3月19日までの期間、ハッシュタグ「#skype」を追加してツイートすると、80名にSkypeで有名タレントと旅行に関するチャットができ、そのうち3名に直接ビデオトークができる特典もプレゼントする。

 加えて、キャンペーン特設ウェブサイトも開設。Collect Travelerアプリや最新タブレットの紹介、女性ブロガーによる8インチタブレット体験記、有名女性ライターによる旅とタブレットをテーマにした定期コラムなどのコンテンツを提供する。このほか、店頭、販売店、メーカーと連動したキャンペーンや女性向け媒体でのプロモーションも展開していく。