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JAL・ANA、1月の国際線旅客は6.3%増、利用率も改善

  • 2014年2月27日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の2014年1月の輸送実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比6.3%増の119万9801人となった。2社合計で前年を上回るのは昨年7月から7ヶ月連続。また、7月はNHが前年を割っていたが、8月以降は2社ともに前年を上回っている。

 1月の国際線実績は、座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)が4.4%増で、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)が7.4%増となり、利用率は2.1ポイント増の74.9%に。会社別ではASK、RPK、利用率、利用率の伸び幅でいずれもNHの方が高い結果となった。


 また、各社の方面別動向は、JLを見ると中国線の旅客数が26.4%増、利用率が11.3ポイント増と需要が大きく回復。このほか、旅客数は太平洋方面で6.7%増、欧州で6.6%増などとなっている。利用率が最も高かった方面は、発表している7区分の中ではグアムが83.9%、次いでオセアニアの82.2%、太平洋の79.1%などとなった。

 一方、NHは北米・ホノルル方面の旅客数が18.6%と大きく増加。ASKを18.2%と大きく拡大しているが、利用率も1.1ポイント増の81.2%と好調。欧州線は旅客数が8.0%減となったが、座席供給量も絞っており利用率は2.1ポイント増の71.9%、アジア線は旅客数が7.2%増、利用率が3.5ポイント増の71.2%となった。