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ANAHD、機内食でハラールフード世界最大手のブラヒムと提携

  • 2014年1月16日

 ANAホールディングス(ANAHD)はこのほど、ハラールフードの世界最大手とされるクアラルンプールの「ブラヒム・ホールディングス」と機内食で業務提携を結んだ。ハラールフードと和食に関する技術指導とノウハウの提供を相互におこなっていく。

 ANAHD側は、ANAグループで機内食を主にケータリング事業を展開するANAケータリングサービスがブラヒムからハラールフードに関する技術指導やノウハウの提供を受ける。

 ANAHDによると、今回の業務提携はイスラム圏からの訪日需要拡大を見据えたもの。ANAグループでは航空関連事業で培ったノウハウを活かし、多角化事業を通じて外部収入を増やすことを中期経営政略の一環として挙げており、今回の業務提携によりANAケータリングサービスのハラール・フードの品質向上をおこない、イスラム圏などの海外航空会社からのケータリング業務の受託拡大をはかるねらいだ。さらに、全日空(NH)運航便で提供する機内食でハラールフードの品質強化をおこなう。こうした目的を達成するため、ANAホールディングスではハラールフードのサービス提供を可能にするためにハラール認証の取得をめざすとしている。

 一方、ブラヒムもさらなる事業拡大のために和食への進出をおこなうとしており、その際にANAケータリングから機内食を通じて培った和食の技術指導、ノウハウの提供をうける。ブラヒムは傘下にレトルト食品工場を保有しており、和食商品第1弾として和風オリジナルカレーを発売する予定。ANAHDでは販売の支援もおこなっていくとしている。