年間ランキング、1位は全日空の羽田11路線、LCCへの注目続く

  • 2013年12月26日(木)

[総評] 本日の当欄は、2013年通年のランキングです。今年1年間で配信した約4000件の記事のうち最も多く読まれたのは、12月9日掲載の全日空(NH)による羽田路線拡充の記事でした。毎週のランキングでは各記事のアクセス数を単純に比較しているのに対し、今回は期間が長いため掲載後1ヶ月の数値を計算しており12月配信分は推計値なのですが、旅行業界へのインパクトを考えれば当然の結果といって差し支えないように思われます。

 羽田空港の昼間時間帯発着枠に関しては、今年10月2日の国土交通省航空局による傾斜配分や、その結果を受けた日本航空(JL)の反発、外国航空会社の就航表明など、1位以外にも多くの記事がランクインしています。傾斜配分については、旅行業界への影響の大きさを鑑み、航空局の説明を全て書き起こしてお伝えするという新しい試みもしましたが、この記事が9位に入ったことは一定のご評価をいただけた証とありがたく感じています。

 また、今年もLCCに対して高い注目が集まる1年となりました。ランキング上位100位に占めるLCCが主題となっている記事の数は、2011年が約40本、2012年と2013年は約30本となっています。この3年間では、日系LCC3社の運航開始とその後の明暗、海外LCCの積極的な展開など常に話題が提供されてきたわけですが、今年はエアアジア・ジャパンの失敗とバニラエアとしての再出発が強く印象に残りました。

 2014年の展望を考えてみても、羽田とLCCは非常に重要なトピックであり続けると思われます。例えばNHのみでも羽田に追加する11便をどう売るか、大いに気になるところです。特にドイツ線は成田路線もあり、さらにルフトハンザ・ドイツ航空(LH)グループとの共同事業もあるわけで、それこそ国内線の地方路線などは遥かに上回る座席供給量となります。

 傾斜配分を望みそれが実現した以上、意地でも座席を埋めたいところでしょうから、レジャー需要への期待も当然高まるはずです。そう考えると、NHが羽田の発着枠拡大を成長の起爆剤と捉えているように、旅行会社にとっても絶好の商機になる可能性がありそうです。

 また、来年の展望という意味では、今年のランキング上位には入りませんでしたが、つい先日訪日外客数が1000万人を突破した訪日旅行もさらに盛り上がっていくことでしょう。オリンピック・パラリンピックが決まり、富士山や和食の世界遺産登録など強力な追い風になり得る話題も続いています。

 訪日誘客を担う観光庁では、12月24日に2014年度の予算案が決まり、前年度比2%増の98億円となりました。今後の国としての成長を考えればもう少し配分しても良いのではないかと思ってしまいますが、つい数年前は「海外から人を呼ぶのに金を使うなんて」といった風潮が感じられたことからすると隔世の感があります。これほど観光への理解が進んだことはかつてなかったのではないでしょうか。

 政府では次の目標として2000万人を掲げており、世論の理解も背景としてますます盛んに訪日プロモーションが展開されるでしょう。旅行業界としても、海外旅行、国内旅行ともに市場が成熟し人口的にも大きな拡大を期待できない中で、訪日旅行に着手する会社もさらに増えていくかもしれません。

 なお、観光庁関連では、これもランクインしていませんが、旅行業法や旅行業約款などのあり方について検討が始まったことや、航空局の協力のもとで燃油サーチャージなど航空に関わる諸課題を協議する場を設置したことなど、旅行会社の経営環境を変えていこうという動きが出ていることも見逃せません。

 トラベルビジョンでは、全体的に行政関係のニュースがあまり人気を得ていないのですが、観光庁は今年4月に「世界最高・最先端の観光産業」をめざす提言を取りまとめるなど、積極的な展開を進めているところです。

 提言は、オンライン流通の拡大といった環境の変化を踏まえ、旅行会社の地位向上も念頭に置いたもので、法制度の検討もこの提言に沿って始まりました。こうした動きは、明確に旅行会社の立場に立って明るい未来をめざそうという方針の表れであり、言い換えれば国の予算を投じて旅行業界を良くしようとしてくれているわけですから、旅行会社としてももっと関心を持って能動的に関わり、機会を最大限に活用していくべきではないかと思われます。

 なお、当欄は通常、土曜日に掲載しておりますが、配信スケジュールの関係で木曜日の夕刊でのお届けとなりました。当欄の更新をもって2013年のメールニュース配信とウェブサイトの更新を終了させていただきます。今年も1年間、ご愛読いただきまして誠にありがとうございました。新年は1月8日朝刊から再開する予定でおりますので、引き続きのご愛顧のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

 どうぞ良いお年をお迎えくださいますよう心よりお祈りいたしております。(松本)


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