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JAL・ANA、年末年始の国際線は予約4%増、中長距離好調

  • 2013年12月15日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の年末年始期間(2013年12月20日~2014年1月5日)の予約状況で、2社合計の国際線予約数は前年比4.3%増の73万7452人となっている。座席数は0.1%増の91万7473席で、予約率は3.3ポイント増の80.4%。

 予約数はJLが40万5778人で前年とほぼ同じであるのに対して、NHは10.2%増の33万1674人と大きく増加。座席数もJLが0.1%減の49万5938席、NHが1.4%増の42万1535席と分かれた。ただし、予約率はJLが0.8ポイント増に留まりつつも81.8%と8割台を超えたのに対し、NHは6.2ポイント増ながら78.7%となった。

 方面別の座席数を見ると、ハワイはJLが17.4%増の5万9523席と強化したのに対してNHは11.7%減の1万6392席と削減。一方、NHは北米を22.4%増の7万6438席としており、JLの0.8%減、4万9880席を大きく上回った。北米線は昨年もNHが座席数、旅客数ともにJLを超えていたが、例えば旅客数で昨年は約2000席程度の差であったところから、今年は2万3000人近くに開いている。

 このほか、JLは新座席を導入したロンドン、パリ、ロサンゼルス、バンクーバー線が「大変好調」といい、欧米線全体の予約率を牽引していると説明。またNHは日本発レジャーと海外発の需要が好調であると報告している。

 なお、予約のピークは、出発日は2社ともに12月28日だが、帰国日はJLが4日、NHが5日となっている。


※2社合計の各数値の前年比増減、JLの予約率前年比増減は推計値