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仏、13年日本人は横ばい以上-ワークショップ出展過去最多に

  • 2013年9月29日

フランス観光開発機構在日代表のフレデリック・メイエール氏 フランス観光開発機構はこのほど、ワークショップ「SAKIDORI FRANCE2013」を開催し、フランスから43の企業・団体計56名が参加した。ワークショップに先駆けて開催した記者会見で、登壇した同機構在日代表のフレデリック・メイエール氏は「出展社数は過去最高。日本はフランスへの訪問者の中でアジア地域でナンバーワンであり、(サプライヤーに)日本市場に関心をもってもらっているのでは」と喜びを示した。

 同氏によると、2012年のフランスへの観光客数は前年比1.8%増の8300万人と過去最高を記録。日本からの訪問者数は19.6%増の約73万人、延べ宿泊数は約400万泊となり、以前よりもパリに加え地方を訪問する旅行者が増えてきたという。2013年は円安の影響がハンデではあるが「少なくとも横ばいレベルで堅調に推移するのでは」との見方だ。

ワークショップの様子 メイエール氏によると、エールフランス航空(AF)が成田/パリ線にエアバスA380型機を導入していることで輸送力も増え、今年の夏も好調に推移しているという。

 また、メイエール氏は観光庁、日本政府観光局(JNTO)、フランス観光開発機構で今年の6月に調印した日仏間観光協力に関する共同声明についても言及。観光分野での協力関係を強化するためさまざまな活動をおこなっているとし、「(フランスを)パリだけではなく、多様性に富んだ国としてアピールを考えていきたい」とした。両国では共通のビジュアルを用いた交通広告を展開。9月前半に日本国内の首都圏交通網で実施し、10月下旬にはパリのメトロや駅構内で展開する計画だ。