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成田、7月の国際線旅客数は3%増-発着回数は過去最高に

  • 2013年8月29日

 成田国際空港(NAA)によると、2013年7月の国際線旅客数は前年比3%増の271万5839人となった。日本人旅客は5%減の133万9908人、外国人旅客は19%増の83万4089人で、通過客は1%増の205万162人だった。

 NAAによると、日本人旅客数の減少は、中国線の出国者数が尖閣問題や大気汚染問題の影響で引き続き減少していることなどが響いたという。中国線の出国旅客数は前年比18%減、8月も24日までの速報値で12%減となった。一方、韓国線は7月が2%減、8月の速報値で1%増と増加。NAAでは需要が回復傾向にあることと、チェジュ航空(7C)の成田/仁川線の新規就航で増加したと分析している。

 国際線旅客発着回数は、7Cやエアアジア・ジャパン(JW)の成田/台北(桃園)線の開設、日本航空(JL)の成田/ヘルシンキ線の運航開始などにより、過去最高の4%増の1万3281回だった。

 国内線は旅客数が55%増の44万207人、旅客便発着回数が48%増の4092回だった。旅客数、発着回数共に日系LCCの新規就航や増便、スカイマーク(BC)の石垣線就航などにより、過去最高となっている。

 なお、方面別旅客数は下記の通り。


▽国際線方面別旅客数 7月(方面/前年比/人数)

太平洋/2%増/38万5000人
欧州/3%増/18万2100人
オセアニア/6%減/4万5900人
グアム/6%減/5万8900人
アジア(中東含む)/17%増/29万400人
台湾/11%増/8万2000人
香港/9%増/7万7800人
中国/16%減/14万5000人
韓国/5%減/10万8700人
アフリカ/81%減/400人
※通過客を含む
※アフリカはエジプト航空(MS)が7月14日から運休