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成田、LCCターミナルの国内線スポット増設へ-14スポットに

  • 2013年8月5日

 成田国際空港(NAA)は8月4日、2014年度末に完成予定のLCC専用ターミナルの国内線用スポットを5スポット増設し、14スポットで運用する計画を発表した。NAA経営企画部によると、LCC各社の今までの実績と今後の需要動向を踏まえて増設を決定したという。

 今まではLCCターミナルとターミナルサテライトで合計10スポットを予定しており、このうち5スポットはサテライトの南側で運用する予定だった。今回の計画では北側にも5スポット設置し、サテライトの両面運用をおこなうとしており、サテライトを効率的に利用することで、LCCのさらなる利便性の向上と効率的な運用へとつなげたい考えだ。

 新スポットの対象航空機はボーイングB737型機とエアバスA320型機としている。なお、ターミナルとターミナルサテライトの間の1スポットが航空機の誘導路の関係上なくなるため、合計で14スポットとなる。

 NAAはスポット増設などの空港整備は同社が取得済みの用地だけでは難しいとしており、このため現在の空港敷地に加え、北側の約6.8ヘクタールを買収して敷地を拡張し、エプロンや誘導路などを整備する計画だ。同日地域住民への説明会を実施しており、今後協力を求めていくとした。