全日空とエアアジア提携解消、独自運航へ-NH側新会社は7月決定

  • 2013年6月25日

▽AK側は「真のLCC事業」に注力、再参入を検討へ

 AK側は発表文で、JWについて「設立当初よりコスト管理や国内の運航における拠点の決め方をはじめ、事業に対する考え方が両者間で基本的に異なるなどの課題を抱え」ていたとし、コストを削減しきれなかったことも業績悪化につながったと言及。

 その上でAKグループCEOのトニー・フェルナンデス氏が「我々は別々の道を行くべき時が来たようだ。エアアジアは最も得意とする真のLCC事業の展開に注力していく」とコメントした。

 また、当初の不振から現在ではブランド認知も向上し、7月と8月は日本全体で「大変好ましい利用動向」であると説明。その上でフェルナンデス氏は「日本市場については現在も前向きにとらえており、LCC事業がさらに発展していく可能性があると信じている」と強調し、「日本の空の旅を変革するという我々の目標は変わらず、市場への再参入を検討している」と語った。