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地域活性化を強化、インバウンド事業も JR旅連西日本・総会

 JRグループ協定旅館ホテル連盟西日本地域本部(田岡茂会長=城崎温泉・三國屋、448会員)の2013年度総会が5月29日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で開かれた。JRとともに推進している観光開発による地域活性化をさらに強化していくことなどを決めた。

 田岡会長は冒頭のあいさつで「継続は力なりというが、現状維持は後退です。新しいもの、インバウンドに力を入れていかなければなりません」。地元の城崎温泉がミシュランで2つ星の評価を得たのを機に、欧米客が増えたことを例に挙げ「JRと提携しながら地域の皆さんと一緒にやっていきましょう」。

 インバウンド事業についてはJR西日本が昨年、「名探偵コナン」を冠した謎解きイベントを台湾向けに実施し、舞台の岡山県には3カ月間で2千人が訪れた。今年は城崎で行い5千人の集客を見込む。

 JR西日本営業本部の室博次長(6月1日から副本部長)は、12年度の輸送実績が山陰・山陽を筆頭に軒並み前年を上回ったことを報告し「今年度も好調です。菓子博、DCと続く広島、グランフロント大阪のオープンやUSJも人気です」。

 事業計画では、地域本部から総額2千万円を10支部へ支援する。食に関する利用特典の旅行会社への働きかけ(京滋支部)、九州地区へのキャラバン(大阪、奈良支部)など地域活性、販促活動を予定している。44万人の会員をもつジパング倶楽部へのアピールなども行う。

情報提供:トラベルニュース社