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旅行意欲は旺盛-シニア旅行の今 ゆこゆこが調査

 ゆこゆこは3月14日、2012年のシニア層の国内旅行動向調査結果を発表した。定年退職後の男性の旅行意欲の旺盛さや、求める旅のスタイルなどシニア旅行の"今"が見えてきた。

 直近1年間の国内旅行回数は2.5回で、対前年比0.2回増。総宿泊数も同0.5泊増の4.0泊と、調査開始以来3年間で最高となった。

 なかでも仕事を持たない男性は旅行回数が0.9回増、宿泊数が1.8泊増と顕著な伸び。旅行のきっかけも「今のうちに旅行や思い出を」と回答した割合が全体平均を10ポイント以上上回る58.7%と、自発的に旅に出る人が増えている。

 旅行のスタイルは、同行者が「夫婦2人」28.7%でトップで、「1人旅」も8.5%で年々増加。旅の目的は1位「温泉やお風呂」63.9%に2位「名所・町並み観光」56.9%が急追している。一方「ゆっくり・上げ膳据え膳」の低下も見られ、知的好奇心の追求やアクティブな旅へ嗜好がシフトしているようだ。

 宿泊予約の方法は、ネット予約が97.7%と大半が利用。宿泊施設や旅行会社などへの電話予約も67.0%と減少はしているもののまだまだ根強いのがシニア層の特徴といえるだろう。

 調査は昨年11月22日-12月6日に実施。40-60代男女が対象で、有効回答数は1284件。


情報提供:トラベルニュース社