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日旅連関西、新会長に田岡茂さん(心の宿三國屋)

 日本旅行協定旅館ホテル連盟関西支部連合会(金子基文会長=琵琶湖グランドホテル、381会員)はこのほど、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪で通常総会を開いた。今年度事業として経営研究会の開催、本部と連動した宿泊券増売のための事業の推進、日本旅行セールスマンとの商談会などを行うことを決めた。

 任期満了に伴う役員改選では新会長に田岡茂さん(心の宿三國屋)を選出した。副会長も小林則行さん(ホテル東山閣)、西村博さん(ホテル北野屋)を新たに選出し、中島守副会長(望湖楼)を再選した。

 田岡新会長は「本日お集まりの施設の中で最も小さな旅館を経営していると思う。その中で会長職は重責だと痛感しているが、新役員とともに頑張っていきたい」と語った。

 日本旅行の丸尾和明社長は「昨年度の販売額は前年比105%で国内が108%、海外・その他が100%だった」とし、全体を国内旅行がけん引する形になったと紹介。そのうち団体は104%、赤い風船は115%、宿泊券販売は105%だった。

 また、インターネット販売140%、教育旅行102%、MICE126%、BTM111%、インバウンド140%の伸びが著しいとし、今年度から中期経営計画「ACTIVE 2016」に取り組む考えを披露。(1)お客を元気に(2)地域を元気に(3)社員を元気に(4)株主への貢献を4つのWINと位置づけ、16年度までに販売額4020億円、営業収益450億円、営業利益5億円、経常利益10億円を経営目標とすると話した。

 このあと、同連盟の桑島繁行副会長、日本旅行取締役兼常務執行役員の前中弘美西日本営業本部長もあいさつし、お客様宿泊アンケート優良施設表彰が行われた。

 総会終了後には経営研究会としてDMC沖縄の徳田博之社長が「MICEビジネスを獲得する方法」と題し講演した


情報提供:トラベルニュース社