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ニュージーランド、若者やF1層対象にプロモ強化-映画「ホビット」活用も

  • 2012年11月1日
(左から)TNZチーフ・エグゼクティブのケヴィン・ボウラー氏、NZのCEOのロブ・ファイフ氏

 ニュージーランド政府観光局(TNZ)は、若者層への取り組みを強化する方針だ。このほど来日したTNZチーフ・エグゼクティブのケヴィン・ボウラー氏は、ニュージーランドはシニアの訪問先というイメージがあるとし、訪問者の多様化をはかり、若者、とくに20歳から35歳くらいまでのF1層へのアプローチを強化していきたい考えを示した。

 ボウラー氏は女性向けのコンテンツとして、食やワイン、ハイキング、コスメティック、パワースポットやヒーリングなどを紹介。ウェブサイトや雑誌、旅行会社などを通して魅力をアピールしていきたいとした。同氏によると、2011年のニュージーランドへの日本人訪問者数は6万8000人。2012年は震災以前の2010年並みの8万5000人レベルまで戻したい考えだ。

 同じく来日したニュージーランド航空(NZ)CEOのロブ・ファイフ氏も、今後2年間で日本路線の乗客を30%増やしていく目標をあげた。同氏によると、日本発の乗客は観光目的がメイン。映画「ホビット」とのタイアップにより、観光需要の増加をはかる考え。さらに、2014年中に導入予定のボーイングB787について、初便を日本路線に導入したい考えを示した。

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