エアアジア、バンコクはドンムアン発着に、拠点空港変更

  • 2012年10月4日

 エアアジア(AK)は10月1日、タイでの運航拠点をバンコクのスワンナプーム国際空港からドンムアン空港に移行した。これはAKのエアバスA320型機の増強による機材数の増加と、ネットワーク拡大などによるもの。混雑が激しいスワンナプームからドンムアンに移行することで、空港混雑の解消による燃油コストが抑制できるなど、メリットがある。また、バンコク中心部への距離も短縮するため、乗客の利便性も向上するという。

 今後はドンムアンからアジア、オーストラリアなど、国際・国内線あわせて77都市以上、1日160便以上を運航する予定だ。2012年のドンムアンからの搭乗予定者数は800万人を見込む。

 AKでは空港の移行に伴い、影響が出る乗客に対し、ウェブサイト上で2つの代替プランを案内している。乗客は、当初の出発予定前後の7日間の期限で、追加費用無しで日程の変更をおこなうか、航空券代金分を当初の出発予定日から90日間利用可能なクレジットに変更するかを選択できる。また、2空港間の無料シャトルバスも提供する予定だ。

 なお、移行に伴うAK便名とスケジュールの変更はおこなわない。