JTB法人東京、学校宿泊型の防災訓練プログラム設定

  • 2012年9月6日

 JTB法人東京は公益社団法人危機管理協会と連携し、9月3日から学校宿泊型の防災訓練プログラム「いのちの体験教室@学校」の販売を開始した。これは、災害発生のために帰宅できなくなることを想定しておこなう、学校向けのプログラム。東日本大震災以降、避難所など災害時における学校の重要性が見直される中、学校関係者から防災備蓄品の活用方法に関する疑問や危機管理の重要性を訴える声が寄せられたことから企画した。

 プログラムは1泊2日で、東日本大震災の被災者による体験談の聴講や、備蓄品の使用、災害避難所でのコミュニティづくりの考え方など、実践方式による防災訓練を組み込んだ。また、研修の最後には、公益社団法人危機管理協会が認定する「危機管理主任4級」試験も実施する。

 費用は1名4800円から。基本パッケージには水、備蓄食、寝袋、簡易トイレの防災備蓄品4点、防災講習6時間、危機管理主任4級受験料を含む。最少催行人数は120名からとするが、個別プログラムへのアレンジも可能としている。