ペルー、11年の日本人訪問者数47%増-4万人台へ回復見込む

  • 2012年7月2日

 ペルー政府観光庁によると、2011年の日本人訪問者数は前年比46.7%増の3万9282人だった。外国人訪問者総数は13%増の246万5633人で、日本は1.6%のシェアを占める15位にランクイン。アジアでは最上位となった。同庁によると、日本人訪問者数は2010年にペルーの洪水被害で2万6769人と落ち込んだが、11年からは増加傾向にある。今後は2008年の4万2745人と同レベルまで回復する見込みだ。

 また、2010年以降のマチュピチュへの国別訪問者数で、日本は常に上位8位以内にランクインしている。今年の3月10日から6月24日に国立科学博物館で開催した「インカ帝国展 マチュピチュ『発見』100周年」でも、入場者が累計45万6484人を記録。ペルー政府観光庁は、日本人はインカやマチュピチュへの関心の高さを再確認したとの考えで、今後の旅行者の増加に期待を示した。