販売面では、「LCCなので、ローコスト販売をする」（加藤氏）考えで、パンフレットは印刷せずにデジタルパンフレットを作成。まずはコールセンター「旅の予約センター」と、成田空港周辺の需要を見込みトラベルゲート千葉、トラベランドイオンモール成田店で販売する。ウェブサイトにもデジタルパンフレットを掲載するが、当初ウェブでの販売は行わない。加藤氏によると、GKは独自の予約システムを活用しており、現在そのシステムに合わせJTBのシステムを改修中。作業が終了次第、ウェブでも販売していく予定だ。

　また、加藤氏は消費者に対し、LCCの料金面でのメリットに加え、遅延や運航中止の可能性などデメリットも説明していく必要があると述べた。説明のマニュアルを社員に配布するほか、パンフレットには「必ずお読みください」とし、「こども代金の設定はありません」「無料での飲料機内サービスはありません」など、LCCの提供するサービスについて説明を加えたという。

　ツアーの設定期間は、就航初日からで札幌が7月3日から9月30日、那覇が7月9日から9月30日。10月以降の下期商品も継続して設定する計画だ。札幌は2日間と3日間、那覇は3日間と4日間からそれぞれ選べる。旅行代金は、札幌2日間で大人3名1室の場合1万6300円から3万6800円、那覇3日間で大人3、4名1室の場合2万4500円から5万9800円。