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シドニーマラソン、日本人600名以上めざす-一部人数制限も

  • 2012年4月16日

 シドニーマラソン日本事務局は4月16日、今年9月16日に開催されるシドニーマラソン2012の旅行会社向け説明会を実施した。運営会社であるポント3からディレクターのウェン・ラーデン氏が来日し、これまでの実績や2012年開催にあたっての変更点などを説明。同氏によると参加人数は2008年以降毎年増加し、2011年は3万5032名となったといい、2012年は「36000名まで増える」見込みで、特に海外からの参加者を増やしたい考えだ。

 同大会への日本人参加者数は、2009年は589人、2010年には535名で、海外からの参加者総数の約4割を占める大きな市場となっている。2011年は震災の影響から417名と伸び悩んだが、2012年は600名から700名の参加をめざしたいという。

 2012年開催における大きな変更は人数制限とコースの変更だ。人数制限は、現地の運営をスムーズにするためで、ハーフマラソンが8500名、ブリッジランが1万6500名、ファミリーランが6500名とする一方、フルマラソンについては制限を設けない。この数値は2011年の実績に近いものであるという。

 また、今年に限ってブリッジランとファミリーランのゴールをボタニカルガーデン入口付近に変更。これは、通常すべてのコースでゴールとしていたオペラハウス前庭が工事中となったための措置。このため、走行距離も若干短くなりブリッジランは通常9キロメートルが8.73キロメートルに、ファミリーランは通常4キロメートルが3.8キロメートルとなる。フルマラソン、ハーフマラソンについては、通常通りオペラハウスがゴール地点となる。

 また、今年から参加者のゼッケンに計測チップ付きのものを導入し、その受け取りをおこなう登録会場が市内中心のタウンホールとすることで参加者の利便性を向上。このほか、リカバリービレッジに設置される日本人対象のテントは、10テントを用意しており、現在約半数の予約が入っているという。このテントはテント内外に約60名ほど収容できるもので、8月1日までの予約が必要だ。

 シドニーマラソン日本事務局ではエントリーの締め切りを8月末、「Runnet」からの締切を8月18日とし、旅行会社に対して商品造成、販売を呼び掛けるとともに一般消費者向けプロモーションとしてウェブや雑誌で情報提供をしていく考えだ。