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エイビーロード、GW海外ツアー2割増、パリとシンガポール好調

  • 2012年4月4日

 エイビーロード・リサーチ・センターは4月3日、エイビーロードにおけるゴールデンウィーク(GW)期間(2012年4月28日~5月6日が含まれる旅行)の海外ツアーへの問い合わせが前年比22%増となったと発表した。

 これは、1月1日から3月20日までに、対象期間の海外ツアーについてeメールでおこなわれた新規問い合わせの件数を集計したもので、出発地別では東京が19%増、名古屋が10%増となったほか、大阪が28%増と大きく増加。また、東京発でも羽田出発確約ツアーは97%増とほぼ倍増している。

 方面別ではアジアが64%、南北米が58%増と全体の伸びを牽引したほか、アフリカ・その他も22%増となった。一方、ビーチリゾートは15%増、欧州は4%増、オセアニアは3%増と平均を下回り、ハワイは14%減となった。都市別では、シンガポールが349.3%増、グアムが259.5%増、台北が112.3%増などと人気が高くなっている。

 一方、伸び率ではなく問い合わせが多い方面では、前年1位のオアフ島が2位に下がり、2位のパリが1位に上昇。3位にはソウル、4位にはバルセロナが入った。また、台北、バンコク、グアムは2年ぶりに10位以内に戻っている。


 このほか、ツアーの日程の特徴として、2010年は5日間、2011年は6日間が最多であったが、2012年には4日間が最多となり、次いで8日間が多くなる2極化傾向が見られるという。全体の問い合わせ件数に占める5日間と6日間のシェアは、2010年が49.2%、2011年が45.4%であったのに対し、2012年は36.5%まで低くなっている。

 なお、出発希望日は最多が4月28日で、2番目が4月27日。帰着希望日は最多が連休最終日の5月6日で、5月5日、4日、3日、2日の順番で人気だという。