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入社式で社長訓示、変革期はチャンスを生む機会-努力、挑戦を

  • 2012年4月3日

JTB首都圏:63名入社
代表取締役社長 生田亨氏

 JTBグループは創立100周年を迎えた。お客様に正対し、継続のための変革を続けてきた成果が100周年であり、その成長を支えてきたのは多くのJTB社員だ。そのDNAをしっかり受け継ぎ、2012年からは次の100年を築いていく責任がある。皆さんはその記念すべき101年目の新しい力だ。

 JTBグループを牽引する事業会社として、JTB首都圏が掲げる2012年度の事業運営計画テーマは「3000人の実行力」。お客様の変化を柔軟に捉え、首都圏で勝つ!店頭で勝つ!JTB首都圏でなければならない。国内外の市場環境は依然、先行き不透明だが、私たちが積み上げてきたホスピタリティはいつの時代もどの環境下においても必ず伝わる最大の武器だ。これからも業界をリードする企業をめざしていく。

 本日から皆さんは同じスタートラインに立つ。どのような目標を持つか、いかに時間を有効活用し努力するかで将来は大きな差が出てくる。「感謝しよう!」「自分を成長させよう!」「商品を学ぼう!」この3つは2012年の年始にあたり、私が3000人の社員に伝えたことだ。皆さんにも同じ基本行動を共有し、プロとしての行動を求める。学生時代の経験を生かし、「人材力」を最大限に磨き・発揮し立派なJTB社員になってほしい。


日本旅行:28名入社
代表取締役社長 丸尾和明氏

 現在の旅行業界は他社との競合、旅行形態の変化、ネット予約の拡大や直販化などマーケットの構造変化が急速に進み、従来の取り組みの延長線上では企業として生き残ることが困難な状況にある。こうしたなか、昨年度からビジネスモデルの転換に向けた取り組みを開始したところで、企業としての変革期の入社をチャンスととらえ、前例にとらわれない柔軟な思考と行動力を十分に発揮し、将来を切り拓く中心的な存在となってほしい。

 社会人、企業人の先輩として、是非心がけてもらいたいことは3つ。「基本を大切にする」「失敗を恐れずチャレンジ」「目標を持つ」。若い皆さんのフィールドは無限に広がっている。努力をいとわず、目標を達成するために日々邁進してほしい。

 昨年は東日本大震災と原発事故が発生し、大変厳しい年を経験したが、なんとか危機を乗り切ることができ、全社員が一丸となって取り組むことできた力の大きさと私たちの潜在能力の高さを実感できた。皆さんの力を含め、全社員の力を結集し、継続的に発展できる企業に向けて、力強く前進していこう。