スペシャリストインタビュー<カリフォルニア>:HIS 清野智勝さん

資格取得が大きな自信に
より深い知識を商品企画に活かす

Q.カリフォルニア・エキスパートを取得してよかったと感じているところは何ですか

 これまでは町の名前は知っていても、そこへどのようにお客様を導いていくのかというところまでははっきり見えていませんでした。詳しく学んだことによってカリフォルニアのいろいろな面が見えてきたと思います。カリフォルニアの定番といわれるロサンゼルスやヨセミテ国立公園といったパッケージツアーだけでなく、文化や歴史に重点をおいたSITにもアピールできそうな商品企画のアイデアが浮かんできますね。

 そしてなによりも、自信がつきます。弊社では定期的に店舗販売のベテラン社員や副支店長などを集めて勉強会を開催しているのですが、そこで知識を広めることにも役立てられると感じています。これまでの勉強会ではトレーナーとしてカリフォルニアの商品の説明をしていましたが、これからは自分で勉強したことをよりしっかりと伝えていけると思います。


Q.カリフォルニア旅行について、お客様の傾向を教えて下さい

 「カリフォルニア」と一口に言っても広い分、お客さまにとっては漠然としていてつかみにくいのではないでしょうか。もともと自然、食事、スポーツなどさまざまなテーマを設定することもできますが、最近はお客様の趣向がさらに幅広く細分化されてきていて、以前のように大きな集客につながるようなヒット商品は出にくくなっています。燃油サーチャージの上昇や余暇が取りにくくなったことで、近場のアジアが人気を集めるなか、ただ「カリフォルニアに行きたい」とはなりません。明確な旅行目的を持ったツアーが求められますし、値段ではなく、付加価値がついていることが重要になってきています。

 私自身はヨセミテ国立公園がおすすめなのですが、断崖絶壁の一枚岩など、その日本にはないスケール感をお伝えしたり、スポーツなら本場のメジャーリーグを体感できるような企画が望ましいと思います。

 また、弊社で長く売れ筋商品となりつつあるのは、チャオプレッソの「いいとこどりロサンゼルス5日間」ですね。地元でも人気のガラスの教会や、夜景の美しいグリフィス天文台といった観光を盛り込み、1日はフリーというプランで、人気が高まっています。