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スペシャリスト・インタビュー<DS>:JTB西日本 岸田真規子さん

ネット時代だからこそ、大事にしたい信頼感

Q.そのような環境下で、おすすめしたいツアーはどのようなものでしょうか

 私は、アメリカの魅力は何といっても、自然も人工的なものも両方堪能できることだと思っているので、ラスベガスにグランドサークルを絡めたコースをぜひすすめめたいですね。ラスベガスの街でホテル巡りやショーなど、エンタメ大国ならではのダイナミックな演出を楽しむと同時に、グランドサークルの圧倒的な大自然を体感してほしいです。

 今はラスベガス滞在で、1日オプショナルツアーでグランドキャニオンに訪れるパターンがほとんどですが、世代を選ばずにアンテロープキャニオンやモニュメントバレーなどにも足を延ばして、たっぷり自然を堪能することをすすめたいです。また、私自身がパワースポットに興味があるので、女性層にはセドナなどで癒しをテーマにした旅も案内していきたいです。

 アメリカ旅行は好調ではありませんが、行きたいと思われているお客様の潜在的な需要も多いはずです。これを前向きに捉えて、これから取り組みのチャンスが大きいことを期待しています。その需要を顕在化させるためにも、フライトの増便を切望します。


Q.これからの仕事上の目標などがあれば教えてください

 インターネットで簡単に旅の予約ができる今の時代に、わざわざカウンターまで出向いてくださるお客様は、顔を見て相談したい、話をしたい、そしてあとひと押しをしてほしい……。そんな思いを持っておられます。ネットで情報検索はできても、「その先がわからない」「その情報が確かなのか」が不安なのではないでしょうか。

 だからこそ私たちはお客様の要望をしっかり汲み取り、信頼されるスタッフでいることが重要だと感じています。そのためには、話をじっくり聞く、お客様との約束は必ず守る、といったごく基本的なことから信頼関係を築いていくことが何より大切だと実感しています。

 リピーターのお客様の中には、「旅行=私(岸田)」という図式ができていて、私の顔を見ると旅行に行きたくなる、と言ってくださる方もおられます。そんなお客様の信頼にこたえられたときは、何よりもうれしく、この仕事の楽しさを実感する瞬間です。

 2010年に弊社独自資格の「ウエディングコンサルタント」も取得していますが、これからも、お客様に安心感・信頼感を感じていただくためにも、専門性をアピールする資格に挑戦していきたいと思っています。


-ありがとうございました