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KNT、跡見学園女子大とインターンシッププログラムを開発-海外現地研修も

  • 2011年8月22日

 近畿日本ツーリスト(KNT)は跡見学園女子大学マネジメント学部観光マネジメント学科は、長期人材育成プログラムの一環として、インターンシップ研修プログラムを共同開発した。アカデミックな教育のさらなる充実と、大学の授業で学んだ理論を、「自分でできる力」に変える「実学」を重視する大学側と、集客から創客への転換期を向かえ、企画提案型需要開発という新たなビジネスモデルへの取り組みを進める旅行業界とが、大学側の課題解決を前提に、観光立国を担う若者の育成をめざす。

 今回のプログラム対象者は、観光マネジメント学科に在籍し、将来、観光産業に就職を希望する2年生の学生で約30名が参加する。KNTの人材教育プログラムの一部を活用し、8月22日から31日まで、KNTで学生の研修を実施する。その後、添乗員研修や観光まちづくりのノウハウを実務体験できる現地研修旅行を実施し9月21日に総括する予定だ。現地研修のうち、海外研修は台湾で9月12日から14日まで、イン/アウトの日本と台湾の取り組みの比較と課題をテーマに、国内研修は9月12日から13日まで福島の会津若松で風評被害甚大な会津若松の着地型商品開発の取り組みと観光まちづくりをテーマに実施する。

 KNTでは、新棚需要開発と観光に興味を持つ学生の育成が旅行業、観光業の発展に寄与するとの考えから、産学連携の取り組みを強化する。