岩手県の浄土ヶ浜パークホテル、一般営業を再開-8月5日から

  • 2011年8月4日

 岩手県宮古市の「浄土ヶ浜パークホテル」は、8月5日から一般営業を再開する。同ホテルは陸中海岸国立公園内の景勝地「浄土ヶ浜」の高台に位置する、三陸地方でも有数のホテル。東日本大震災から1ヶ月間は避難所として運営し、その後は救援や復旧・復興の関係者の宿泊を受け入れており、8月5日からは一部の客室で一般客の受け入れ再開に至った。

 震災により、水道、電気、通信などのインフラは遮断されたが、現在はすべて復旧。地盤が強固な高台であったため地震や津波による施設への損傷はまったくなかったという。

 再開にあたり、震災遺児を支援する「いわての学び希望基金」に宿泊代金の一部を寄付する義援金プランを3タイプ設定し、同プランでの受け入れとしている。ただし現在、9割9分が救援関係の宿泊のため大浴場はすべて男性客の利用としており、女性客は各部屋の風呂を利用することになる。