大韓航空がアマデウス「アルテア」に移行

  • 2011年5月25日

 アマデウスは5月23日、大韓航空(KE)が旅客管理システムをアマデウスの「アルテア」に切り替えると発表した。アルテアは、KEと同じスカイチームの加盟航空会社であるエールフランス航空/KLMオランダ航空(AF/KL)など110社が導入しているもので、スターアライアンスでも共通ITプラットフォームとして採用されている。KEのシステムの移行が完了すると、KEの世界各地の支店や空港で導入され、予約やインベントリ、デパーチャーコントロールなどKEの旅客に関するすべてのプロセスを管理することとなる。

 アマデウス・ジャパンによると、日本の旅行会社にとってはシステム移行完了後にKEの予約をアマデウスでおこなうと、KEと同一のシステム上で予約や発券の作業ができ、予約の正確性や業務効率が向上する。また、AF/KLなどスカイチーム加盟航空会社とKEのセグメントが混在するPNRでも、一つの予約記録として扱われるため、現地での変更などがあった際にも確認が容易という。

 なお、KE子会社のCRSである「TOPAS」も旅行会社向けの次世代型旅行予約システムのプラットフォームとしてアマデウスを選定。TOPASが取り扱う旅行会社による予約のすべてをアマデウスのGDSプラットフォームが処理するようになり、韓国における旅行会社による予約の50%以上がアマデウスを経由することになるという。