トリップアドバイザーはこのほど「日本人VS外国人が選んだ日本の人気宿2010」を発表した。日本人・外国人双方のトップ10に共通して選ばれたホテルは1軒もなく、評価が大きく分かれる結果になった。

　日本人旅行者の1位は沖縄のザ・ブセナテラスで、トップ10にホテル日航アリビラヨミタンリゾート沖縄（2位）、クラブメッド・カビラ・バカンス村（4位）など沖縄の高級リゾートホテルが5軒ランクインした。それ以外では、東京ディズニーランドホテル（3位）、ラビスタ函館ベイ（5位）など、リゾート型のホテルに人気が集中した。一方、外国人旅行者では1位にザ・ペニンシュラ東京、2位にパークハイアット東京が選ばれるなど、トップ10のうち7軒が東京都内のホテルが選ばれており、そのうち5軒が外資系の高級チェーンホテルだった。

　また、「旅館その他の宿泊施設」のカテゴリーでもランキングを発表。日本人旅行者の1位は秘湯として有名な長野県須坂市の仙仁温泉岩の湯で、トップ10はすべて風呂が人気の温泉旅館がランクインした。外国人旅行者の1位はカプセル旅館京都。そのほか家族経営など小規模でリーズナブルな旅館やゲストハウスが人気だった。

　なお、今回のランキングは2009年7月から2010年6月の1年間にトリップアドバイザーに投稿された、日本国内のホテル・旅館に対しての総合評価、およびユーザーのクチコミ投稿数をもとに分析し、集計した。