アクセスランキング、全日空の飲み物有料化が1位−消費者の反応やいかに

  • 2010年2月6日(土)
[総評] 2010年もあっという間に2月に入ってしまいました。光陰矢のごとしといいますが、時間の流れの速さをつくづく感じます。今週の1位は全日空(NH)が国内線の飲み物のうち、水と日本茶以外を有料化することを決めたニュースで、2位は日本航空(JL)の稲盛和夫会長の就任会見が入りました。実に上位5位を日系航空会社2社のニュースが占めていますが、こうした大きなニュースが続いていることも日々の目まぐるしさを増す要因になっているのかもしれません。

 NHの飲み物有料化のニュースは、航空業界の環境が大きく変化していることを表すものと思われます。先日掲載した「取材ノート」(リンク)でご紹介しましたが、格安航空会社(LCC)の台頭や需要低迷による旅客単価の値下がりのなかで、大手航空会社は付加サービスの有料販売を検討しはじめています。

 サービスの有料化は収益向上が期待できる一方、ブランド価値の低下につながる可能性があります。もちろん、米系航空会社ではすでに一般化していますし、その関連度合いは議論の余地があるでしょう。とはいえ、前と同じ運賃を払って前と同じサービスを受けられないわけですから、消費者の満足度が低下することは自明です。NHも昨年7月末時点では「既存サービスの有料化は本筋ではない」(NH企画室企画部主席部員の柴田紀之氏)として、ブランド価値を守りつつ有料販売のスタイルを志向する姿勢を示していました。

 しかし、今回の決定は明確に既存サービスを有料化するものです。推測ですが、5位の記事の通り、NHは第3四半期としては初の営業赤字となっており、ブランド価値低下のリスクと追加収益を天秤にかけた際のバランスが変化したのではないかと考えています。このリスク軽減のため、NHでは千疋屋総本店などの製品を採用し、いってみれば外部のブランド価値による補完をはかっていますが、果たして消費者がどう反応するか、また、経営再建をはかるJLが追随するか否かが興味深いところです。

 現在のところ、一般的にLCCの対義語として「フルサービスキャリア」という言葉が通用しており、「ハイコスト」ながら「フルサービス」を提供することが大手航空会社の特徴と捉えられています。しかし、今回のNHのようにフルサービスキャリアはサービスの有料化を志向し、他方でLCCはビジネス需要の取り込みのためにサービスをアップグレードする動きもあると聞きます。今後こうした動きが進んだ先に航空会社のビジネスモデルはどのような変化を遂げるのか、多角的に取材を進めたいと思います。(松本)


▽日刊トラベルビジョン、記事アクセスランキング
(2010年2月第1週:2月1日2時〜2月5日18時)
第1位
全日空、国内線普通席の無料飲み物を原則廃止−有料サービス大幅拡充(10/02/01)

第2位
日本航空、役員数を大幅削減−「若返り」と「スリム化」で改革取り組み(10/02/01)

第3位
JALは「国際国内ともに発展」へ−稲盛会長、再建可能性を強調(10/02/02)

第4位
日本航空、成田/上海線など減便で供給量20%減に−ベトナム線など増便も(10/02/05)

第5位
全日空、第3四半期では初の営業損失計上−国際線旅客数はプラス成長(10/02/01)

第6位
JL提携維持に自信−AAアジア太平洋社長、ATI却下の可能性改めて強調(10/02/04)

第7位
デルタ航空、ノースウエスト航空と予約システム統合完了−ウェブも統一(10/02/03)

第8位
ペルー・レイル運行再開まで7週間めど−旅行大手1ヶ月以上の催行中止も(10/02/01)

第9位
日通、旅行部門の第3四半期は売上高34%減、第2四半期からは改善(10/02/04)

第10位
キャセイパシフィック航空、香港/仁川線を増便−香港/ムンバイ線は時間変更(10/02/01)

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