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JTB首都圏、コミュニティサイクルの社会実験−都市型観光モデルの促進へ

  • 2009年9月10日
 JTB首都圏は環境省の委託を受け、10月1日から11月30日まで「コミュニティサイクル」の社会実験を実施する。コミュニティサイクルは自転車と歩道など公共空間を使った交通システム。低価格かつ公共交通を補完する交通手段として、バルセロナやパリなどヨーロッパの主要都市では普及が進み、1日数十万人が利用するほどだという。

 実験地は東京の大手町と丸の内、有楽町エリアで、料金は初回登録料が1000円で最初の30分を無料、30分以降が10分100円、3時間以降は5分100円を課金。日本で初となるICカードを利用した無人貸出と決済モデルを利用する。運用に先立ち、9月24日からJTB首都圏の丸の内支店、トラベルゲート有楽町支店の2ヶ所で利用者の事前登録を開始。大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会会員などを対象に法人会員も募集する。将来的には店舗との提携や地域全体の誘客など地域とのWin−Winの収入モデルの構築をめざしており、今後も日本各地での都市型観光の促進を検討していく。