観光産業の勉強会「十人会」、盲導犬チャリティ・ディナーを開催

  • 2009年3月3日
 観光産業の勉強と情報交換を目的とした団体「十人会」は、2月24日、青山のレストラン「ブノア」で、盲導犬チャリティ・ディナーを開催した。当日は、会員以外にチャリティに賛同するゲストも含む52名の参加者を集め、日本盲導犬協会から普及啓発部シニア・マネージャーの高野秀一氏と2名のトレーナー、2頭のピーアール犬が参加して、盲導犬の役割と協会の活動を説明、デモンストレーションを実施した。 

 十人会の会長であるダイヤモンド・ビッグ社取締役会長の西川敏晴氏は、1996年に発足した十人会が定期的に実施してきた日本盲導犬協会への支援を報告するとともに、「このような時代であるからこそ、我々ができる範囲の社会貢献活動を継続することが大事である」と語った。続いて、副会長であるエイチ・アイ・エス(HIS)取締役会長の澤田秀雄氏は、盲導犬支援の意義を語ると同時に、最近、欧州、アジアを長期に旅行してきた実体験から、現在の経済危機が想定していたレベルよりかなり重症であり、長期化するだろう、との予測をいくつかの例をあげて強調した。

 ディナー、チャリティ・オークション、アトラクションなどの後、2月15日にテレビ番組「ソロモンの王宮」に賢人として出演した、世界的に有名な料理人アラン・デュカスの一番弟子でもある小島景シェフが登場し、メニューと自らの犬好きをアピールして拍手を浴びた。当日あつまった寄付金15万円は、近日中に日本盲導犬協会へ直接、届けるという。