シンガポール、プラナカン博物館が開業−歴史・民族的側から文化を紹介

  • 2008年6月2日
 シンガポール政府観光局(STB)によると、さきごろ「プラナカン文化」を紹介するプラナカン博物館が営業を開始した。プラナカンとは移民の中国系男性と土着のマレー系女性の間に生まれた子孫のことで、中国とマレーに西洋文化が加わった独自の文化がプラナカン文化。シンガポールやマラッカ、ペナンを中心に発展してきており、伝統的な生活様式はほとんど見られなくなったが、食文化などには影響が強く残っているという。

 博物館は、1997年に「アジア文明博物館1号館(アルメニア館)」として開業した「旧タオ・ナン・スクール」の建物を使用。銀製品や磁器、宝飾・服飾品などを展示するほか、言語や料理、信仰、儀式などを説明し、プラナカン文化を歴史的、民族的側面から紹介。MRTのシティホール駅から徒歩10分で、入場料は大人5シンガポールドル、子供2.5シンガポールドル。


▽プラナカン博物館開館時間
月曜日:13時00分〜19時00分
火〜日曜日:09時00分〜19時00分
金曜日:09時00分〜21時00分