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海外ロングステイサポートの「海外ぐらし」、日通と業務提携

  • 2008年5月27日
 シニア層の海外中長期滞在をサポートするベンチャー企業の「海外ぐらし」はこのほど、日本通運旅行事業部と提携した。海外ぐらしは、タイのチェンマイ、マレーシアのクアラルンプール、オーストラリアのゴールドコーストとシドニー、カナダのバンクーバー、アメリカのシアトルとハワイにコンドミニアムを年間契約し、現地に社員が常駐、住居と生活サポートを提供する会社。海外ぐらしは会員制だが、今回の提携により、日通が一般向けの募集型企画旅行を提供、海外ロングステイ市場の拡大をめざし、会員数の増加も見込む。現在の会員数は約5000名。目標は、「10月までに十組超、冬場の避寒で販売を増やせれば」(海外ぐらし)という。

 日通は、「1週間からはじめる体験海外ぐらしツアー」を発売。海外ぐらしは、会員向けには2週間からサービスを提供しており、一般向けの体験ツアーの位置づけ。従来、旅行会社が提供するロングステイの体験商品はホテルに滞在しての下見ツアーが多いため、実際の生活を体験できる点で差別化する。開始時はクアラルンプールとシドニーから商品化し、今後、順次拡大する方針。また、旅行商品の発売にあわせ、マレーシア政府観光局とマレーシア航空(MH)と共同で、「1週間からはじめるマレーシアぐらしセミナー」を開催。海外暮らしの準備や現地生活についてレクチャーする。

 なお、海外ぐらしでは、今後も他の旅行会社との提携に前向きに取り組む考えだ。