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全日空、LCC設置の意向固める−09年度に設立し、羽田拡張の10年度に就航へ

  • 2007年12月17日
 全日空(NH)は2009年度に、アジア圏の国際線を主に運航する格安航空会社(LCC)を設立する計画だ。羽田空港の4本目の滑走路による拡張が2010年秋に予定ており、成田空港の滑走路延伸による発着枠の増加もあり、こうした航空発着枠の増加をめどに就航する方針で、「アジアのLCCに対抗できる会社をつくる」(NH広報室)考え。現在は拠点や設立の方法など、あらゆる可能性を検討している段階という。2008年2月に発表する新たな中期計画に盛り込む予定だ。

 なお、拠点については、「他国のLCCの状況を考えると、駐機料や着陸料、施設使用料、人材など、日本ではコストが高い」としており、タイ、シンガポール、オーストラリアなど海外での展開も検討している。設立方法も、独自の資本で子会社として設立する方法に限らず、他の航空会社と共同で出資する方法も選択肢としている。