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ノルウェーのフッティルーテン、日本からの集客好調でさらに増加めざす

  • 2007年10月3日
 ノルウェーのクルーズ会社フッティルーテンは、今後日本への取り組みを強化する。同社は昨年8月に、アジア地区マーケティング・オフィスを北京に開設していた。また、今夏には初めてアジア用のアロットを用意しており、その結果9月時点で日本人乗客数が、2007年度の目標であった1500人に達したという。

 フッティルーテンは、ノルウェーの沿岸を南北に往復しており、11隻の船が毎日運航している。魅力は、カジノやショーなどの豪華さはないものの、フィヨルドや白夜、オーロラというノルウェーの大きな観光資源を、シーズンによるものの全て提供できることだ。また寄航する沿岸の34都市での、地域の文化や住民との触れ合いも魅力だ。エクスカーションも充実しており、フィヨルドをはじめ、ヨーロッパ最北端の岬ノールカップを訪れるものなどの人気が高いという。

 今後は、オーロラ観賞やシャチやアザラシの観賞、そしてキング・クラブなど冬ならではのアクティビティーを打ち出し、年間を通して集客を図る。また、スカンジナビア政府観光局(STB)も、2008年の訴求テーマに「フィヨルド」を掲げていることから、協調して誘客を図る方針だ。