団塊世代男性、旅行は人気も8割が定年後は質素倹約−ユーキャン調査

  • 2007年7月23日
 団塊世代の男性は、定年後に妻と国内外問わず旅行に行きたいと考えている一方で、約8割が定年後に「悠々自適」よりも「質素倹約」のイメージを抱いていることがわかった。ユーキャンがインターネットで、2007年4月以降に定年を迎える団塊世代の、既婚で子供のいる男性サラリーマン300名を対象にアンケートを実施した結果だ。

 「定年後、妻と一緒にやってみたいことは何ですか」という設問(複数回答可)に対して、1位となったのは173人が選択した国内旅行で、2位は127人の海外旅行となった。それ以降はウォーキング、園芸、映画鑑賞、美術館めぐり、ドライブ、音楽鑑賞、舞台など演劇鑑賞、スポーツジム・クラブへ通う、の順番に続いた。

 一方で、「定年後のイメージ」について「悠々自適」と「質素倹約」の二者択一で提示したところ、質素倹約を答えた割合は76.7%に上った。理由としては、「経済的にゆとりがない」、「ローンが残っている」、「まだ子供に援助が必要」、「年金が少ない」などが多く挙げられたという。また別の設問では、現在1ヶ月間で自由に使える金額は5万円の回答が最も多く、平均は4万7693円であったのに対して、定年後の予想としては2万円と3万円に回答が集まり、平均では3万103円となった。