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ユーレイル、05年はアジアのマーケットシェアが27%、06年はW杯で需要拡大か

  • 2006年9月19日
 ユトレヒト・オランダ-ユーレイル・グループG.I.Eの極東地区のPRエージェントの任命を受けたオランダ政府観光局(NBTC)は、アジアマーケットが急成長することから、特に今年は日本、韓国の2つのメインマーケットに向けてプロモーション活動を展開する。

 オランダ政府観光局極東地区局長のA.ファンウェル氏は、「マーケットシェアではアジアは北米地区に次いで27%。近年著しい伸び率を示している」ことを強調し、一層の拡大が見込めることから、ユーレイルが特にメディアに向けたPRプロモーションを展開する運びになったことを紹介。また、オランダ政観はPR限定でかかわり、セールスはこれまで通り、ユーレイルの販売代理店であるACPレイル・インターナショナル、ガリバーズトラベルアソシエイツ、レイルヨーロッパ経由で、旅行会社経由ほか、ユーレイルのウェブサイトでも販売を展開することに変わりないことを改めて説明、「(関係各社と)手を組み、ユーレイルのプロモーションを努めたい」と語った。なお、2007年は現在交渉中のものの、ユーレイルは極東アジアのインド、中国へも活動範囲を広げ、メディアに向けた取り組みを進めていく方針だ。

 レイルヨーロッパによると、ユーレイルパスを利用する日本人需要は主にドイツで開催されたFIFAワールドカップの影響で好調に推移したという。また、日本マーケット全体の利用者の傾向としては、ベビーブーマーやシニア層を筆頭に、ビジネス目的の旅行者、OL層、そして学生の順となっているという。

※19日14時20分現在、内容を一部訂正させて頂くと共に、お詫び申し上げます(編集部)