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外務省、海外邦人援護件数は4.3%減、犯罪被害が7%増加

  • 2002年8月16日
 外務省がまとめた2001年海外法人援護統計によると、在外公館などが取り扱った事件・事故総件数は1万4115件で前年比4.3%減、人数では1万6252人で4.9%減であった。しかし、同年の日本人出国者数の減少率(9%)に比べると半分強の減少率であることから、日本人が海外でトラブルに遭う機会が増加していることがわかる。全体の傾向は犯罪被害が7%増の8939人に増加、窃盗・同未遂被害が6832人、強盗・同未遂被害が1250人、詐欺・同未遂被害が581人と犯罪被害の大部分を占めている。また、自殺・同未遂が58.3%増の76件、困窮が22.3%増の301件と大幅に増加しているのも特徴だ。
 地域別ではアジアが5989人と最も多く、次いで欧州で4798人、北米が3453人、大洋州が1054人と依然としてアジアが多く、過去9年間の統計で地域別の順位に変わりはない。詳細は外務省ホームページ(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/engo/01/index.html)へ。