宿泊予約売買のCansell、施設による空室出品が可能に、9月頃から

  • 2019年7月22日

 国内外における宿泊予約の権利を売買できる仲介サイト「Cansell」を運営するCansellは、今年の9月を目途に、宿泊施設が空室を出品できる「宿泊予約出品サービス」を開始する。国内宿泊施設の経営⽀援に向けて昨年10⽉に開始した、キャンセル料保証や公式サイトへの送客を無料で実施する「Cansellパートナープログラム」において提供するもの。

 同社によれば、これまで消費者向けにサービスを提供してきた⼀⽅で、間際の⼤量キャンセルなどに悩む多くのパートナー施設から「Cansell」への客室の出品を希望する声が挙がっていたことを受け、新たなサービスの提供を決定したという。料⾦体系や出品⽅法などについては、宿泊施設へのヒアリングやディスカッションの上で決定したとのこと。

 出品⼿数料は宿泊料の4.98%で、サイトコントローラー経由で受け付ける。2019年中にパートナープログラムに入会した宿泊施設に対しては、20年末まで出品⼿数料を0%、カード決済⼿数料を無料にするキャンペーンも実施する。