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全旅連青年部が第4回旅館甲子園開く 大賞は松之山温泉・酒の宿玉城屋

 全旅連青年部(全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部、西村総一郎部長=兵庫県城崎温泉・西村屋)が主催する、第4回「旅館甲子園」が2月21日、東京・有明の東京ビッグサイトを開かれ、新潟県松之山温泉の酒の宿玉城屋が大賞に選ばれた。

 大会には、全国105施設のエントリーから予選を通過した3旅館が出場。ステージで経営者やスタッフが仕事を通じた自らの成長や自館の特徴、働き甲斐などを熱くアピールした。選考は審査委員による審査と会場からの投票で行われた。

 玉城屋は100年以上続く老舗旅館。2016年、山岸裕一氏が4代目経営者に就くと、東京から新たな料理長を招き入れ、夕食をフルコースのフレンチに一新。ソムリエの山岸氏が、料理やゲストの嗜好にあったワインと、新潟の地酒をペアリングして提供するスタイルが好評。一方で朝食は魚沼産コシヒカリと郷土料理を出している。

 このほかファイナリストとして旅館甲子園に出場したのは、ホテル松本楼(群馬県伊香保温泉)と柏屋旅館(群馬県四万温泉)の2施設で、いずれも群馬県の旅館。

 旅館甲子園は日本一輝いている旅館を決めるイベントとして、14年に第1回大会を開き、隔年で開催している。


情報提供:トラベルニュース社