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コスタ、2020年日本発着クルーズは最長7泊、最短3泊

  • 2019年1月27日
(右から)マリオ・ザネッティ氏、浜岡聡一氏

 コスタクルーズはこのほど、客船「コスタ・ネオロマンチカ」(約7万トン、乗客定員1800名)による2020年シーズンの日本発着クルーズの商品概要を発表した。4月末から6月初旬の期間では、横浜を起点に5泊から7泊で太平洋側を航行し釜山に寄港する太平洋クルーズを8本運航。こうのち4月29日出発コースは、家族旅行向けの7泊8日ゴールデンウィーク・ファミリークルーズとして実施する。

 また、6月中旬から8月下旬は、金沢、舞鶴、福岡を起点に日本海側を航行し釜山に寄港する日本海クルーズを14本運航する。このほか、19年シーズンにトライアルの位置づけで運航予定の那覇起点の最短3泊の超ショートクルーズと同様の超ショートクルーズを、20年シーズンは九州起点で実施することを検討している。20年シーズンのクルーズの料金を含む詳細情報は3月に発表し、4月28日から発売する。

 コスタクルーズは15年11月に日本支社を開設し、16年夏から日本発着の自主クルーズの運航を開始。18年/19年シーズンは供給を絞ったが、20年シーズンは再び供給を拡大しており、今後は5年計画で供給量を拡大していく方針で、23年には19年比で4倍以上の送客をめざしている。

 こうした拡大戦略に先立ち、日本市場への投資も拡大。昨年まで上海でおこなっていた日本人客向けのコールセンター業務を日本に移すために増員した5名を含め、日本支社は総勢20名体制に拡充。また従来のWebブッキングツールに加え、Eラーニング機能や販促ツール生成機能を持った新しいWebツール「コスタ・エクストラ」を開発し、合わせてコスタジャパンサイトもリニューアルした。

 商品発表に合わせて来日したコスタグループアジア社長のマリオ・ザネッティ氏は、「20年シーズンの商品は、これまでの日本市場における学びの集大成として打ち出す重要な商品で、イタリアらしい国際的なフレーバーを融合させた快適なクルーズ商品に仕上がっている」と期待を込めた。また日本・韓国支社長の浜岡聡一氏は、「19年シーズンの販売は終盤にきているが順調に推移している。20年シーズンはコースも増え、旅行者にはより幅広い選択肢を用意できた」と販売拡大に自信を示した。