阪急交通3社、11月取扱額は9.5%増、海外・国内・訪日とも増加

  • 2019年1月21日

 阪急交通社グループの2018年11月の旅行取扱概況で、阪急交通社と阪急阪神ビジネストラベル、阪神トラベル・インターナショナルの3社を合計した総取扱額は前年比9.5%増の347億855万円となった。内訳は海外旅行が15.6%増の195億9649万円、国内旅行は2.0%増の146億9459万円、外国人旅行が16.0%増の4億1747万円。

 主力の阪急交通社は、海外旅行が18.4%増の159億7608万円、国内旅行が2.1%増の144億8992万円、外国人旅行が14.0%増の4億673万円で、合計は10.1%増の308億7273万円となった。海外旅行はヨーロッパやアジアなどほぼ全方面で増加し、特に韓国、香港が約2倍となった。このほか、エジプトやトルコ、モロッコも1.6倍と好調だった。国内旅行は近畿、九州、四国が増加。近畿は日帰りバスツアーが、九州はクルーズなどで長崎県の離島を訪問するツアーが人気だった。外国人旅行は欧米豪市場が好調だった。

 阪急阪神ビジネストラベルは、海外旅行が4.8%増の37億2031万円、国内旅行が0.8%減の3億4705万円、外国人旅行が237.8%増の1074万円で、合計は4.5%増の40億7811万円。海外旅行はインド、シンガポールが前年を大きく上回ったほか、ヨーロッパが堅調に推移。国内旅行は団体旅行が好調だったが出張がやや低調だったことで微減した。

 阪神トラベル・インターナショナルは、海外旅行が3.2%減の2億8112万円、国内旅行が49.4%減の755万円、合計が5.5%減の2億8867万円。外国人旅行は扱っていない。