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ベストナインで「観光復興」 中四国9県と域内3DMO

 西日本を襲った平成30年7月豪雨からの観光復興を目指そうと、中国・四国9県と域内3つのDMOが12月13日から、冬期の観光客誘致を目的に共同観光プロモーションを開始した。9県を野球のナインと捉え、ウェブサイトで観光やグルメを「♯中国・四国冬のベストナイン」で発信するほか、東京・銀座の「ひろしまブランドショップTAU」に1月31日まで観光相談デスクを開設し、中四国への旅を案内する。

 プロモーション開始に合わせ同日、TAUで開かれた記者会見では、観光相談デスクの1日所長を務める広島県出身のデーモン閣下が「風評を払しょくしていきたい。旅行に行くことで復興の支援につなげてほしい」などと、中四国への旅行を呼びかけた。

 また主催者を代表して、せとうちDMO(観光推進機構)の村橋克則事業本部長は「観光回復は十分ではありません。9県が全力野球で観光の魅力を知ってもらうことに努めます。今冬は中国四国へ」と来訪を訴えた。

 会見ではデーモン閣下と、岡山県出身で俳優の前野朋哉さん、香川県出身でAKB48Team8の行天優莉奈さんが出身県の観光ベストナインを紹介。このうちデーモン閣下は広島県のベストナインとして大久野島やしまなみ海道、牡蠣のほか、手のひらサイズのヒラメの素干し「でびら」などを紹介していた。

 このほかウェブサイトでは9県を代表する温泉、パワースポット、SNS映えスポット、ご当地グルメなどベストナインを見ることができる。今回のプロモーションは広島、鳥取、島根、岡山、山口、徳島、香川、愛媛、高知の9県とせとうちDMO、山陰インバウンド機構、四国ツーリズム創造機構の3つのDMOが行っている。


情報提供:トラベルニュース社