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JTB、年末年始の総旅行者数・海外旅行者数は過去最高に

  • 2018年12月6日

 JTBが12月6日に発表した、年末年始(2018年12月23日~19年1月3日)の旅行動向調査によると、総旅行者数は前年比1.2%増の3062万8000人となり、1969年の調査開始以来、過去最高となる見込みだ。このうち海外旅行者数も4.3%増の73万4000人で過去最高、国内旅行は1.1%増の2989万4000人を予想する。調査は旅行業界の動向、航空会社の予約状況、JTBのグループの販売状況のほか、11月1日から13日にかけて、全国の15歳から79歳までの男女1200名に実施したアンケートなどから推計した。

 JTBによると、平均旅行日数は0.2日増の3.8日。今年の年末年始の休暇は12月29日から1月3日までの6日間だが、1月4日を休めば9連休が可能で、製造業などでは4日を休みにする企業もあることから、海外旅行では欧州を中心に長距離方面の伸びに期待がかかるという。国内旅行については、アンケートで旅行日数を「1泊2日」と答えた人が1.0ポイント増の35.8%となったが、「3泊4日」が1.4ポイント増の19.1%、「5泊6日」が2.0ポイント増の5.8%、「7泊8日」が1.7ポイント増の2.3%などと、長めの旅行について伸び率が高くなっている。

 昨年と今年の年末年始の違いを複数回答で尋ねたアンケートでは、「昨年より長く休みが取れそう」と答えた人が前年から6.2ポイント増の10.4%と増加。「昨年より休みが取れそうにない」は2.0ポイント減の2.2%だった。「昨年より旅行日数を増やす」は0.7ポイント増の4.9%で、「旅行日数を減らす」は2.5ポイント減の1.1%、「同じ日数の旅行に行く」も1.1ポイント減の11.5%となった。行き先については「昨年より遠距離の旅行に行く」は1.1ポイント減の4.9%、「近距離の旅行に行く」は1.4ポイント増の4.4%となった。

 総旅行消費額は5.1%増の1兆1436億円。海外旅行では、消費額は8.3%増の1571億円、平均旅行費用は3.9%増の21万4000円、国内旅行では消費額は4.6%増の9865億円で、平均旅行費用は3.4%増の3万3000円を見込む。

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