会員の集客力に期待 高知県、OATA20人招き現地視察ツアー

 協同組合大阪府旅行業協会(OATA)の会員20人が9月3―4日の2日間、公益財団法人高知県観光コンベンション協会の招きで県東部を視察した。小学校跡地を水族館にリニューアルし話題の「むろと廃校水族館」などを見て回った。

 高知県がOATA会員を招いてツアーを実施するのは昨年に続いて2回目。OATA会員の集客力、コンベンション協会が設定した助成金を使った商品開発力を評価したものだ。

 高知市の龍馬の宿南水で開いた意見交換で、コンベンション協会の三浦謙一専務理事は、2019年2月からスタートさせる自然体験型の新しい観光キャンペーンを紹介し「高知県観光は新しい時代に突入する」と宣言。OATA会員にさらなる協力を呼びかけた。

 徳原理事長は「大河ドラマ『龍馬伝』放映後、400万人の観光客を維持している高知県は並々ならぬ努力をしている。今回の視察を生かし、1人でも多くのお客様を送客することで、その思いに応えたい」とした。

 台風21号の直撃で予定を大幅に繰り上げる行程だったものの、参加したOATA会員は「予定していた施設に立ち寄れなかったのは残念だが、貴重な情報を知ることができた。お客様にお伝えし高知県へのツアーを造成したい」と話していた。


情報提供:トラベルニュース社