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日本旅行、8月取扱額は微減-海外半年ぶり前年割れも外国人好調

  • 2018年10月15日

 日本旅行の2018年8月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は0.4%減の128億8747万円、国内は4.7%減の254億2445万円となり、訪日などの国際旅行が24.5%増の39億2537万円と気を吐いたものの、全体では1.3%減の422億3812万円となった。海外旅行の取扱額が前年割れするのは今年2月の4.3%減以来のこと。

 海外旅行のうち、団体旅行の取扱額は12.2%増の24億5398万円と好調で、一般団体が8.0%減の10億1808万円となったものの教育旅行団体が32.8%増の14億3590万円と大きく増加した。企画商品は全体が9.3%減の51億1255万円で、うちマッハ・ベストツアーは4.8%減の45億2031万円、他社企画は33.4%減の5億9224万円となった。個人旅行は6.5%増の46億5195万円であった。

 一方、国内旅行は合計が4.7%減の254億2445万円で、内訳は団体旅行が6.6%減の44億9195万円、企画商品が8.8%減の133億7360万円。これに対してJR券や航空券を含む個人旅行などは4.7%増の75億5890万円となりプラス成長した。

 団体旅行の内訳は、一般団体が17.2%減の22億893万円、教育旅行団体が6.6%増の22億8302万円。また、企画商品では赤い風船が7.4%減の129億4354万円、他社企画が36.6%減の4億3006万円となった。個人旅行などについては、JR券が5.8%減の30億9119万円となった一方、航空券などは19.6%増の23億8968万円となった。観光施設への入場券などが集計対象となる観光旅行は7.1%増の207億7803万円であった。