JTB、東京五輪でホテルシップ、延べ3.6万泊分-サン・プリンセスチャーター

  • 2018年6月25日(月)

客船「サン・プリンセス」 JTBは2020年の東京五輪開催に伴い、開会式前日の7月23日から閉会式翌日の8月10日までの19日間、横浜市の山下ふ頭でクルーズ船をホテルとして活用する「ホテルシップ」を実施する。プリンセス・クルーズの「サン・プリンセス」(総トン数:7万7441トン、客室数1011室、乗客定員:2022名)をチャーターするもの。18泊を2泊ずつのツアー9回分に分け、日本人を中心に東京五輪観戦券付きの2泊3日ツアーとして販売する予定。ツアーの発売は2019年春以降とした。

高橋氏 6月25日に横浜に停泊中の客船「ダイヤモンド・プリンセス」内で開催した記者会見で、JTB代表取締役社長の高橋広行氏(※高ははしご高)は、「都内のホテルは五輪関係者などの宿泊予約で埋まっており、一般のお客様がこれから2泊程度の宿泊を手配するのは難しい」と説明。「ホテルシップで18泊で延べ3万6000人泊が確保できる」と語り、宿泊施設不足の解消につながる点をアピールした。

 高橋氏はJTBが東京五輪の公式パートナーであり、国内で観戦券付ツアーを販売できることを強調。日本人の個人旅行者や法人団体などをターゲットにツアーを販売する方針を示した。外国人の購入については今後検討を進めるという。なお、同社が五輪時に実施するホテルシップは1隻のみとなる予定。

 ホテルシップについては、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック競技大会推進本部の下に設置された、五輪時の出入国に関する関係省庁連絡会議の分科会が議論を進めているところ。こうした状況を受け、厚生労働省は5月16日付で「旅客室を有する船舶を活用した宿泊施設における無窓の客室の取扱いについて」と題した通知を発出していた。通知では、従来の旅館業法では衛生上の理由で営業が許可されていない無窓の客室について、クルーズ客船の場合はイベントの開催期間とその前後数日に限定で、自治体の判断で営業許可を与えられるようにした。無窓の客室が4割以下程度であることなどが条件。旅館業法下で東京五輪の旅行商品としてホテルシップを発売するのはJTBが日本初となる。

 高橋氏は、「ホテルシップはエンターテイメント付きのユニークベニューとして、様々な活用が期待できる」とコメント。「五輪の『レガシー』として、五輪後の全国の大型イベントやMICEなどに活かしたい」と意欲を述べた。JTB法人事業部事業推進担当部長の鈴木章敬氏も「ホテルシップに宿泊するのは市内のホテルに泊まるのとは異なる特別なもの」と訴えた。JTBはホテルシップを2泊3日のツアーとして販売する理由の1つとして、乗客にクルーズ船内での体験を楽しんでもらう時間を作り、クルーズの魅力を訴求することを挙げている。

 鈴木氏は、サン・プリンセスが13年と14年に同客船が日本発着クルーズを実施したこと、JTBが19年4月から7月にかけて、同客船で98日間の世界一周クルーズを実施することを説明。世界一周クルーズで得た知見をホテルシップに活かす考え。

 ツアー中は船内ではカジノや免税店以外のサービスについては、通常のクルーズと同じサービスを提供する予定で、滞在中の食事代や船内でのエンターテイメント・ショー観覧代、船内施設利用料は無料。有料レストラン、スパを利用する場合は別途支払う必要がある。旅行代金は1室2名利用の場合、客室のみで1名2泊3日で7万円台から60万円台。観戦チケット付きの料金は後日発表する。

船内での記念撮影(※クリックで拡大)  このほか、ホテルシップ実施中は横浜市と連携し、山下ふ頭付近で東京五輪を体験できるイベントなどを「みなとの賑わい」として実施する予定。JTB常務取締役法人事業本部長の皆見薫氏は「乗船客だけでなく、横浜市民や観光で横浜に来る旅行者にも五輪の雰囲気や熱気などを体験いただける場を創出し、観光振興や地域活性化に貢献したい」と話した。

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