東急、三島駅南口にホテルと複合施設建設、伊豆エリア活性化へ

  • 2018年6月24日
外観イメージ

 東京急行電鉄と東急ホテルズは2020年6月、静岡県三島市にある三島駅南口にホテルと商業施設からなる複合施設を開業する計画だ。

 施設の構成は、1階と2階が商業施設、2階から14階が東急ホテルズの運営するホテル。客室は約200室で、7割以上がツインルームとなる予定だ。上層階には周囲の景色を取り込む温浴施設と、駿河湾や箱根西麓など地の食材を活かした料理を提供するレストランを計画しており、商業施設では地域特産品を提供する販売店や飲食店などを誘致し、訪日外国人や国内観光客の集客をねらう。

 東急グループは、東急電鉄と伊豆急行が、2017年7月から伊豆観光列車「THE ROYAL EXPRESS」の運行を開始したほか、2017年4月に東急ホテルズが運営する「下田東急ホテル」がリニューアルオープンするなど、グループの事業拠点である伊豆の地域活性化に取り組んでいる。同施設の開業によって三島へ訪れるきっかけを創出し、伊豆をはじめとした周辺観光地と連携し地域の活性化に貢献していくという。