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アイヌや桃太郎伝説 日本遺産、新たに13件認定

  • 2018年6月11日

 今年4月新たに認定された「日本遺産」13件の所在自治体に対する認定証交付式が5月24日、東京ステーションホテルで開かれた。

 日本遺産は、地域の文化や文化財、風俗・風習などを1つのテーマでまとめ、観光資源として発信していこうというもので、文化庁が2015年から認定している。

 今回の認定で日本遺産は67件となった。文化庁では20年までに100件まで増やしたい考え。日本遺産ではテーマが持つ物語性の魅力が評価される。

 今回認定されたのは次の13件。

 ▽カムイと共に生きる上川アイヌ~大雪山のふところに伝承される神々の世界~(北海道上川町、旭川市、富良野市、愛別町、上士幌町、上富良野町、鹿追町、士幌町、新得町、当麻町、東川町、比布町)

 ▽山寺が支えた紅花文化(山形県山形市、寒河江市、天童市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町)

 ▽地下迷宮の秘密を探る旅 ~大谷石文化が息づくまち宇都宮~(栃木県宇都宮市)

 ▽明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫譚~(栃木県那須塩原市、矢板市、大田原市、那須町)

 ▽宮大工の鑿(のみ)一丁から生まれた木彫刻美術館・井波(富山県南砺市)

 ▽葡萄畑が織りなす風景-山梨県峡東地域-(山梨県山梨市、笛吹市、甲州市)

 ▽星降る中部高地の縄文世界―数千年を遡る黒曜石鉱山と縄文人に出会う旅(長野県茅野市、富士見町、原村、諏訪市、岡谷市、下諏訪町、長和町、川上村、山梨県甲府市、北杜市、韮崎市、南アルプス市、笛吹市、甲州市)

 ▽旅人たちの足跡残る悠久の石畳道-箱根八里で辿る遥かな江戸の旅路(静岡県三島市、函南町、神奈川県小田原市、箱根町)

 ▽「百世の安堵」~津波と復興の記憶が生きる広川の防災遺産~(和歌山県広川町)

 ▽「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~(岡山県岡山市、倉敷市、総社市、赤磐市)

 ▽瀬戸の夕凪が包む国内随一の近世港町~セピア色の港町に日常が溶け込む鞆の浦~(広島県福山市)

 ▽鬼が仏になった里「くにさき」(大分県豊後高田市、国東市)

 ▽古代人のモニュメント-台地に絵を描く南国宮崎の古墳景観-(宮崎県西都市、宮崎市、新富町)


情報提供:トラベルニュース社