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女性の視点で業界発展を JKK、18年度総会開く

 JKK(全旅連女性経営者の会、松﨑久美子会長=熊本県黒川温泉・旅館ふもと)は4月11日、東京・お台場青海の大江戸温泉物語で2018年度総会を開き、17年度事業報告と決算、18年度事業計画と予算を審議、承認した。

 勉強会と社会貢献事業を中心に活動しているJKK。17年度も女子大学生を招いてのワークショップ「旅館・ホテルで働く魅力を再発見」や、徳島県祖谷温泉での訪日客人気コースの視察、岩手県花巻温泉・愛隣館での生産性向上の取り組みについての視察と勉強会などを行ってきた。現地視察では会員勧誘に取り組んだことで、会員数はこれまでで一番多い87人まで増やすことにも成功している。

 また、社会貢献事業では、乳がんの早期発見の大切さを伝え、検診受診率向上を目指すピンクリボン運動や、虫歯の防止から健康を支えようというフィリピンの医療支援事業、「ハローアルソン」事業に協力し、未使用の歯ブラシを回収し寄付する活動に取り組んでいる。

 18年度も研修と社会貢献事業を中心に活動し、女性が働きやすい職場環境の向上や、宿泊業界の社会的地位の向上にも努めることにしている。

 松﨑会長はあいさつで、「拡大するインバウンドへの対応や、生産性の向上にも、みなで知恵を絞って取り組みたい」と呼びかけた。インバウンド対策では、多言語によるチラシの作成を予定している。


情報提供:トラベルニュース社